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2015.10.06 院長日記
TCHセミナー
先日ある1日セミナーに参加してきました。
それは『TCHセミナー』
???となりますよね。
最近はテレビなどでも紹介される事があり、
ご存知の方もいるかもしれません。
TCHとは
Tooth Contacting Habit(=歯列接触癖)の略で
意識できない程度の力で上下の歯を接触させる『癖』の事です。
寝ているときのいわゆる『歯ぎしり』や『くいしばり』とは
ちょっと違うんですけどね。
では、ここで質問です。
今、唇は閉じていますか?
閉じていなければ、唇を閉じてみてください
その時、上下の歯は接していますか?接していませんか?
皆さん、どうでしたか?
本当は、唇は閉じていても
上下の歯は2~3ミリ程度離れている状態が正常なんです。
通常はご飯を食べる時にしか上下の歯は接触しません。
接触している時間は一日24時間のうち、平均すると17分半だそうです。
「そんなこと当たり前だ」
と感じている人もいるかもしれませんが、そうでない人もいるはずです。
仕事をしている時、料理をしている時、車の運転中、パソコン作業中、携帯を操作している時など
人は無意識に上下の歯を接している事があります。
普段はしない人でも、精神的ストレスにより
この癖をしてしまう事もあります。
では、このTCHの何が問題になるのか?
それは、弱い力でも長い時間 力を加えると大きな力になり
また、何度も何度もしてしまう事で問題が生じてしまいます。
強い力ではない事が問題で
気づきにくく、すぐに症状に現れにくいのです。
知覚過敏や歯ぐきの違和感、顎の症状や首こり、肩こりなど
様々な症状を引き起こしている可能性があります。
何か症状が出ている原因とまでは言いにくいですが
その症状を引き起こす手引きをしていると考えられます。
今は、何も不自由していなくても
少しずつ積み重なっていくと、将来が危険です。
今のうちに、少しでもリスクを少なくしておく事が
本当の「予防」だと考えています。
くま歯科に来院される患者さんの中にも
このTCHをしている人は沢山います。
・・・・・!!!!
今、上下の歯は接していませんでしたか?(笑)
詳しくは、診療室でご説明します。
どうも文章は苦手でして・・・・。