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2012.02.07 院長日記
虫歯にならないチョコレート
もうすぐバレンタインデーですね。
ところで、皆さんは虫歯はどうしてできるのか知っていますか?
僕が小さいときは、虫歯というと頭から2本の長いツノ(?)を出した
全身真っ黒の虫歯菌が槍を持って寝ている間
歯を掘っている姿で習った記憶があります。
虫歯の主たる原因と言われているのはミュータンス菌(mutans連鎖球菌)です。
このミュータンス菌は実はお口の中にいつもいる
ありふれた菌で、こいつがいるだけでは虫歯になりません。
mutans連鎖球菌は砂糖を餌として増殖します。
そして、酸性のオシッコを出して歯を溶かしてしまいます。
餌が少なければ当然増殖する量も少なく
歯が酸性のオシッコにさらされる時間は減り
虫歯になりにくくなります。
生まれ持った歯の強さや歯磨きをしないこと、唾液の性状などは
虫歯になるかを話す上で大変重要ですが、原因ではありません。
問題は砂糖をとりすぎないことが大事なんです。
今、砂糖の代わりにキシリトールなどの糖アルコール類が
入ったチョコレートが売られています。
味はおいしいですが、少々お値段が・・・
バレンタインで渡す相手のことを考えると
砂糖を少なくした手作りのものをおすすめします。