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2015.09.12 副院長日記
続・富士山
お久しぶりです。
気付けば、もう夏も終わり。
なのに、私の夏は富士山の7合目で、時間が止まったまま。
このままでは、夏が終わらないので、
そろそろ時計を動かします・・・。
そんなわけでお待たせしました(笑)。
いよいよ7合目スタートです♪
22時、7合目の山小屋を出発。
真っ暗な中を、ヘッドライトの明かりを頼りに、ひたすら登り続ける。
果てしなく続く光・・・
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友達は、それを『修行』といっていたけど、本当にその言葉がぴったり。
ただただ無心で歩くのみ。
『私は何と闘っているんだっけ?』
何が何だかわからなくなってくる。
地上では真夏だったのに、登るにつれて気温はどんどん下がり、
寒さで震えが止まらない。
それにほぼ徹夜という状況が、私の力をどんどん奪っていく。
『私、なんで富士山登っているんだっけ?』
寒さと疲れで朦朧としてくる・・・
でも時折振り返って見えるこの景色に背中を押され、
力をふりしぼり、一歩また一歩。
遠くに見える夜景と、ヘッドライトの光の波が とっても綺麗。 (写真ではうまく伝わらないのが残念です) |
朝5時。山小屋を出発して7時間。
やっとの思いで山頂に。
そこには素晴らしい絶景。
頑張って登ってきた時間があるからこその絶景なのだと思う。
『富士山どうだった?』ときかれたら、
『今まで生きてきた中で一番つらい一日だった。』と答えていた。
登っている途中も、下山の時も、
『もう二度と登らない!!』と固く心に決めたのに・・・
一ヶ月たった今、思い出すのは、
5合目のワクワクと山頂の何とも言えない達成感だけ。
あんなに辛かった7合目からの7時間は、
今となってはあまり思い出せない。
あんなにきつかったのに、また登りたくなる・・・
これが、富士山。
一生に一度は、
登ってみるのもいいですよ。