私の大好きな彼は、恐竜に夢中。

すっかり安心しきっていたら、残念なことに
私の知らないところに好きな人がいたのです。

 彼の名前はＳくん。
そして彼が想いを寄せているのは幼稚園のＩ先生。

『Ｉせんせい、やさしい。』
とある日突然の告白( ﾟДﾟ)

『歯医者さんの先生と、Ｉ先生はどっちが優しいかな？』

淡い期待を抱いて、質問してみましたが、
間髪入れずに一言

『Ｉせんせいのかち。』と・・・

でもめげずに、聞いてみました。
『どうやったら、Ｉ先生に勝てるかな？』

Ｓくん、怪訝そうに私を見て
『どうやってもかてない。』と・・・

こんな時、幼稚園の先生がとっても羨ましくなります。
Ｉ先生いいなぁ。

歯医者さんの先生はいっつもみんなに片思いばかり。

いつかＳくんが振り向いてくれるその日まで、
健気に頑張ろうっと♪

『ただくま先生しってる？』
『しらない。』

『先生の名前だよ。』
『ふ～ん。』

まだまだ、前途多難。
この恋路はなかなか厳しそうです・・・

恐竜よりも、Ｉ先生が好きだったとは・・・

 いつかＩ先生に追いつけますように・・・★