お知らせ・ブログ
2013.11.02 院長日記
最高の予防
先週の土曜日は学校歯科医のあつまりのため、僕の診療時間が変更が変更になっていました。
皆さんにご迷惑をおかけしました。
今年から、春日市で春日西中学の校医と
そして、春日野小学校で就学前検診をやらせてもらっています。
校医をやらせてもらって、いくつか気になった点があります。
それは、「虫歯が少ない」という事と「将来の歯並びが心配」という事です。
歯科医師会や各地の歯科医師のおかげで、歯科医院への定期検診の重要性や
家庭での歯磨き指導などの啓蒙活動が普及したおかげだと思います。
これはポスターの表彰の写真です |
歯科医師会が啓蒙活動の際に使用している
「8020運動」(ハチマルニーマル)
80才までに自分の歯を20本残して、快適に人生を過ごしましょう
というのがこの運動のテーマです。
歯を失う2大疾患(虫歯と歯周病)のうち、一つが少なくなった事だけでも
大きな事だと思います。
現に今現在の8020達成者の数は年々増えてきているそうです。
ただし、歯科医師会ではもうひとつ気になる調査がされています。
それは現在の8020達成者の内訳では、ある歯並びの条件を満たしている
人が圧倒的に多いという事です。
その条件とは、わかりやすく言うと「噛み合わせが正常な人」なのです。
かなり大ざっぱな言い方かもしれませんが、詳しく説明すると結構難しいんです。
いわゆる『ヤエバ』や『受け口』『出っ歯』などは、ある程度発見しやすい不正な歯並びですが
一見きれいに並んでいる歯並びでも不正な噛み合わせのものたくさんあります。
実は歯並び(咬み合わせ)は見た目だけでなく、歯の寿命にも関係があるんですね。
家での歯磨きや歯医者さんでのお掃除も虫歯や歯周病の予防だと思いますが
やはり、子供の時の歯並びは歯を守る上で最大の予防だと考えています。