お知らせ・ブログ
2011.11.11 院長日記
放射線の話
東北の大震災から今日でちょうど8ヶ月になります。
いまだに震災の影響が色濃く残っていますが
震災の影響といえば、最近よく耳にする「~シーベルト」
放射線の被曝の影響をわかりやすくするために数値化したもので
放射線の実効線量の単位を表したものです。
放射線医学総合研究所が調べたところ(すべて単位はミリシーベルト)
10,000~7,000 全身被曝で死亡
1,000 全身被曝すると10%の人が悪心や嘔吐を生じる
500 全身被曝で抹消血中のリンパ球減少
10 イランのラムサールでの年間の自然放射線
6.9 胸部CT撮影
2.4 日常生活で受ける1人あたりの年間の自然放射線(世界の平均値)
1.5 日常生活で受ける1人あたりの年間の自然放射線(日本の平均値)
0.1 成田 ニューヨーク間を飛行機で行くときに受ける宇宙線(往復)
0.06 胸部のX線撮影
0.002~0.02 歯科でのX線撮影
放射線が人体に及ぼす影響として ガンや白血病、不妊などが話題になることがあります。
また、遺伝子への影響なども言われたりしている一方
ガンの治療としての放射線療法などもあり、まだまだわからない部分も沢山あります。
医療現場でも放射線を浴びることはよくあります。
ただこの場合、浴びる不利益よりも浴びたことによって得られる利益のほうがはるかに
大きいためにとられることが多いのです。
ここで大事なのは得られた情報を撮られた本人がしっかり説明してもらい
ちゃんと自分自身が理解することで、
さらに過去の自分のレントゲンとの比較ができることだと思います。
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皆さんはちゃんと自分のこと知っていますか?