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2012.01.31 院長日記
咬む話
1月26日は母親と兄貴の
1月29日は我が家の愛犬ダックスの誕生日だったので
まとめてお祝いをしました。
うちのダックスは満10歳とのこと。
奥歯はこの間、歯周病で抜けてしまったそうです。
現代人は歯が弱いと言われていますが
現代の犬も人間と同様に歯が弱くなっているのではないかと思います。
いきなりですが 昔、ある実験が行われました。
その内容は、2匹のチンパンジーのうち片方にはいつも与えている餌を
もう片方には同じ餌をミキサーで柔らかくしたものを与えました。
1週間後の2匹の口の中を見てみると
ミキサー食のチンパンジーの口の中は
プラーク(歯垢)がたくさんついていたそうです。
これはニホンザルですが・・・ |
この実験でわかることは
いかに食事の時に咬むことが大事かということです。
咬むことにより、プラークを減らすことができます。
それだけでなく、唾液の分泌も促されその自浄作用でよりきれいになります。
その他にも、脳の活性化・ダイエット・痴呆の予防など全身にとっても
良いことだらけです。
現代の人たち、特に子どもはハンバーグやカレー、ラーメンなど
柔らかいものが大好きです。
その結果、これだけ歯を磨く習慣が当たり前になっているにもかかわらず
歯周病や虫歯はなくなりません。
いろんな意味で咬むことは大事なんですね。