お知らせ・ブログ
2013.11.28 副院長日記
全国大会(歯科医師編)
先日の咬合育成全国大会は、会場係でいっぱいいっぱいでしたが、
今日は一人の歯科医師として振り返ってみたいと思います。
全国の先生の様々な症例・取り組みをみることができ、
とても刺激を受けた二日間でした。
中でも、同じ小児歯科の女医さんがされた発表が、
おかれている立場も似ていることからとくに印象に残りました。
日常生活の寝方や食べ方、姿勢を気をつけるだけで、
お父さんもお母さんも、でこぼこの歯並びでも、
こどもはキレイな歯並びになっていました。
よく『遺伝だからしかたないですよね~』といわれますが、、
遺伝というより生活習慣が似てしまうから歯並びも似てくるわけで、
あきらめず、努力することはすごく大切だと思いました。
では、なぜ頑張れるのか?
それはやっぱりこうなりたいという目標があるからだと思うのです。
実際にそういう親子の写真を見ると、
『頑張ればこういう風になれるんだ。じゃあ頑張ろう。』
『本当に治るんだぁ、こどもにちゃんといいきかせよう。』
こどもたちも、お母さんもモチベーションが全然違いますよね。
日常生活習慣や姿勢がいかに歯並びに関わっているかを
私なりにこどもたちやお母さんに伝えているつもりでしたが、
ただ聞くだけと、やっぱり目で見るのとは全然違う、
まだまだダメだなぁと反省しました。
女医さんに話をきくと、
『この歯が引っ込んでいるところが出るまで頑張りましょう。』
『ここの歯が反対になっているところだけ治しましょう。』
少しずつ、少しずつ、
小さな目標をクリアしていって、
『せっかくここまで治したからもう少し頑張ろう。』
そういって出来上がった歯並びだそうです。
頑張ったらどうなるかの、“かたち”がみえていて、
いつまで頑張ればいいのかの“期限”もある
ただがむしゃらに頑張れっていってるだけではダメなのですね・・・
長い間かけてつくりあげた健康な歯並び。
こどもたちも、お母さんも、そしてそれに携われた歯科医師も幸せですよね。
私の理想です。
結局反省ばかりの二日間でしたが(笑)、
私もいつか発表された女医さんのような素敵な歯科医師になれるよう、
襟を正して頑張っていこうと思います♪