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2013.11.05 副院長日記
カクレモモジリを探せ
今からちょうど2年前、Hちゃんが、
『せんせいにあげるね。』
とプレゼントしてくれたカクレモモジリのシール。
ユニットのピンクにモモジリのピンクがばっちりあって、その日から私の宝物に…。
こどもたちも、『あっ、カクレモモジリがいる!!』と喜んでくれていました。
毎日毎日、カクレモモジリに診療を見守ってもらっていたのに、
ある日ふと気がつくと、いつものユニットのアームから旅に出られていました。
大切にしてたのに…どこに行っちゃったのかなぁと残念に思っていると、
Kくんが、虫歯の治療中に、
『あぁぁぁぁ、カクレモモジリ~』と大きな声。
『え、どこどこ?』
Kくんが、指さす先にカクレモモジリはいらっしゃいました。
こんなとこに旅に出てたんだぁ。
きっとこどもたちが、旅のお手伝いしてくれたんだね…。
カクレモモジリはその日からよく旅に出られるようになりました。
『先生、目つぶってて。』
こどもたちに魔法をかけられることが多くなりました。
『今日はカクレモモジリどこにおると?』
『だれか、みつけた人おった?』
こどもたちは、カクレモモジリを探しては、せっせと次の旅のお手伝い。
あんなとこや、
こんなとこ。
たくさん旅をしたカクレモモジリは、もうどこにも旅ができなくなってしまったけど、
2年間たくさんのこどもたちに出会えて幸せだったと思います。
そんなカクレモモジリは、私にとっても出会った時以上に大切な存在になっていて、
隠れることができなくなった今もそっと診療を見守ってもらっています。
さぁ、どこだかわかるかなぁ?
みんなとの最後のかくれんぼだよ♪